両手打ちバックハンドにおける右手と左手の役割の交代

両手打ちバックハンドはスイング途中で右手と左手の役割が交代する

片手打ちバックハンドと両手打ちハンドの違いを比較する前に、両手打ちバックハンドをすごく簡単に言うと「(右利きの場合) 両手バックハンドでボールを打つ際、テイバックからラケットをグリップ側から引いて誘導していくのが右手の役目、ラケットが加速する中で、スイング途中に右手から左手に役割の交代が起こり、インパクト直前からラケットを主導するのが左手に変わる」ということです。

両手打ちバックハンド スイング開始時は利き腕がラケットを主導

両手打ちバックハンド スイング途中から非利き手にラケットを主導する役割が切り替わる

右手と左手の役割の交代については同様に両手でクラブを持ちボールを打つゴルフでもよく言われますね。野球のバッティングでも「左手主導のスイング」「左手よりも右手の方が強い」のように言われたりします。

片手打ちバックハンドはスイング途中における役割の交代がない

ものすごく単純に言いますが、右利きの両手打ちバックハンドで打つ際、「スイング途中で起きる右手から左手への役割の交代を行わず、テイバックからスイングを主導した右手を活かしそのままフォロースルーまで完結させてしまえば、それは片手バックハンドと同じになる」と考えています。

違いがイメージしづらければ “両手打ちバックハンドのスイング中に右手から左手に役割が交代するタイミングで左手をラケットから離してしまう” と考えればどうでしょう?

ミハイル・ユージニー選手の両手を使う片手打ちバックハンド

ミハイル・ユージニーというプロテニス選手が居ます。

典型的な片手打ちバックハンドの選手なのですが、2015年の一時期だけ変わった片手打ちバックハンドの打ち方をしていました。

ユーズニー選手の練習風景 2015年

動画の 0:27秒位にある片手打ちハンドの打ち方を見てほしいのですが、本来の片手打ちバックハンドではテイバックでラケットフレームを持っていた左手はスイング開始時にラケットを放してしまい、体の回転を抑えるため左手は後方に残すのが片手打ちバックハンドのセオリーとされていますが、ユーズニー選手は左手を体の後方に残すことなく、“両方の腕を前方に放り出すように動かしている” のが分かります。

2015年に試合でこの打ち方を見た時はその意図が分からなかったのですが、現在は「バックハンドでボールを打つことに関する体の機能や使い方、右手と左手の役割が切り替わる事を考えた結果、ユーズニー選手はこういう打ち方を試したのではないだろうか?」と考えています。

前述した「両手打ちバックハンドでスイングを主導した右手から左手に役割を交代する段階で、この切替えを行わず左手を離す」ということに繋がります。

引き続き、もう少し詳しく書いてみたいと思います。

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