必要だと思う基本的理解 3

7.基本が出来ているとは?

「あの人は基本ができている」「あの人は基本ができてない」と言われます。ただ、テニスにおいての「基本」とは「自分がどのように体を使ってボールを打っているのか、具体的、論理的にきちんと説明でき、それを聞いた誰もがその場でそれを再現できる状態」のことだろうと思っています。それは正しい知識がなければできません。

知識がない中でスポーツを続けると誰もが感覚面にフォーカスします。そのため自身の打ち方を「◯◯するように」「××する感じで」とイメージ的な表現を用いて説明します。よくプロ野球の選手がイメージで自身の打撃を説明しますがスランプに陥った選手は長く回復しません。知識や理解が足りず自分のテニスを具体的、論理的に説明できない人は、日々調子が違い、調子を崩すと戻す方法が分かりません。調子を保つにも、調子を取り戻すにも “練習する” 以外の方法がありません。不調になると好調時の動画を見返したりしますがそれは他人のフォームを見ているのと同じです。調子を戻しているのではなく、また構築しなおしているということです。

8.運動苦手とか全く問題ない

テニスは1年に350万人以上が1回以上プレイします。プロ選手を目指すわけでもなく競技者になるのでもなければ、日常生活で行えている動作の応用ができれば皆がテニスとしてイメージする「一定速度のあるボールをラリーで打ち合うようなレベル」は誰でもできると思っています。

習う際にラケットでボールを打つという「テニス側から」の視点で見てしまうと慣れない環境の中でうまくできない事が負のスパイラルに陥ります。スポーツ経験や部活など大勢で教わる経験がないなら尚更です。

ボールを打つのとは別に、他の色んなスポーツや日常の動きの中で似たような体の使い方をしているものを考え、どういう仕組みで体が動いているか理屈の面から捉えるとテニスもそれらの応用だと分かってきます。人が本来もつ基本的な機能は全ての運動で応用されます。ラケットでボールをどう運ぶかは技術でも、ラケットを安定して振れるのは体の使い方次第であり技術以前の事柄です。1球毎に神経を集中して腕や手の操作でボールをコントロールしようとしても疲れてしまいにミスが起こります。皆が持つ体の機能をうまく使えば、運動経験関係なく殆どの人が安定してしっかりとしたボールを打ち続けられるようになります。

9.筋トレより先にやるべきこと

自分の技術に自信があり、色んな話を聞いても効果的に上達しない場合、人は「筋トレ」が必要ですか?? と言い出します。最近なら「体幹トレーニング」でしょうか。怪我が多いとか、競技者なので筋力も必要など具体的な理由があればともなく、指導者も居ない中で自己流の筋トレをしても長続きしないだろうし多分効果も出ないでしょう。

競技者や職業として人に教えられるレベルでもなく、もっと上達したいと考えるのであれば答えはもっと根本の部分にあるはずです。「初心を忘れるな」とは精神論のお題目ですが、テニスを初めた頃のように教わる事を一言逃さず吸収しようと考えていた姿勢を忘れないのも大事です。

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