ラケットを振り子のように動かしてみると

ラケットに働く慣性の力

ラケットのグリップ部を2本の指で両側から抑える等してラケットを振り子のように振ってみると、本来は慣性の法則で直進するはずのラケットが進む方向を変えながら円周状の軌道を描くのが分かります。

指でラケットのグリップをつまみ振り子のように振ってみる 円周運動と遠心力 内側に引く力とそれに対する外側に引かれる力

動きを見ると、ラケットの長さを半径とする円を描いていますが、その軌道は安定しています。

ラケットを振り子のように動かしてみると

仮に、このラケットが振り子運動の延長でグリップエンドを中心とする円周運動(回転運動)を続けているとすると、その動く軌道は一定していますからラケット面の角度さえ向いていれば、常に同じような状態、面角度でボールを捉えられることになります。

単純化していますが、これが「慣性の力を利用して安定したスイングをする、安定したインパクトを得る」ということです。実際は、常に方向の変わる円周軌道上の1点でボールに当てるのは難しいので、テイバックから振り始めてしばらくの間 (具体的には遠心力でラケットヘッド側がグリップよりも外側に膨らんでいき円軌道を描き始めるまで) をラケットがボールに向かう直線軌道とする陸上競技のトラックのような形になります。

フォアハンド ラケット軌道イメージ

ただし、これらのラケット軌道が実現できるのは “このようにラケットがスイングできる体の使い方” があってのものです。その理解がないまま “ラケットはこう動く、動かさないといけない” と考えてしまうと理解する順番が逆になってしまい上手くラケットを振ることはできません。

ラケットでボールを飛ばすための最初の基本的な理解としては、人がラケットをボールに当てようとする操作ではなく、「ラケットに働く慣性の力を活かせることが大前提」と理解しておくことが必要になります。

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