ラケットでボールが飛ぶ理屈

ラケットをスイングする理由

テニスをする際、人がラケットを振る理由の多くを占めるのは “ラケットを振ることでボールを飛ばすための運動エネルギーを得る” ためです。ボールにラケットを当てて思った方向に飛ばすことは距離を飛ばす必要がないなら止めたラケットでも行えます。

ラケットの運動エネルギーは “1/2 x ラケット重量 x ラケットスピード^2 (2乗)” で計算されます。手に持っているラケットは変わらないので、シンプルにラケットスピードが速くなればなるほどラケットの運動エネルギーは大きくなります。

この運動エネルギーがラケット(ガット)からボールに伝わる訳ですが、ボールへの当たり方によりラケットの運動エネルギーはボールスピードと回転量に反比例的に分配されます。エネルギー量は一定なのでボールスピードを速くすれば回転量は減り、回転量を多くすればボールスピードは遅くなりますね。

これらの他にラケットのボールへの当たり方という意味では、当たり方によって伝わる運動エネルギーにロスが生じる事を認識する必要があります。

ラケットの中央付近でボールに当たるのが最もラケットからボールに伝わる運動エネルギーにロスが生じにくいとすると、何かしらの理由によりラケットが正確にボールに当たらない場合、同じスイングスピードで伝わる同じ運動エネルギーにも、ボールに伝わる際にロスが生じてしまいます。

ボールに伝わる運動エネルギーにロスが少ない当たり方

ラケット面はボールを打ち出す角度の真後ろから90度の角度で当たるのが最もボールを安定して捉えられると言われています。その角度はズレても5~6度の範囲に納めないと当たりが安定しなくなります。
よく“インパクトにおけるラケットは地面と垂直”のように言われますが、これは少し誤解があり「地面と水平にボールを打ち出すならその真後ろから90度(垂直)となるが、ネットを越すためにはボールは水平よりも上向きの角度で打ち出す必要がある。その際の打ち出し角度に対して90度後方から当てると考えるのが正しい」と言えます。

仮に地面と水平から+20度上向きにボールを打ち出すのであれば、ラケット面もその打ち出し角度に対して真後ろから90度の角度で当てるのが基本という訳です。

真後ろから90度の面で当てるのが一番当たりやすいと言われれば納得できるはずです。

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